品川区立鈴ヶ森中学校の
学校保健委員会で
姿勢のお話、お届けしてきました。
校長先生も、
三人の学校医の先生も、
保護者の皆さんも、
先生方も、
真剣に耳を傾けてくれて、
真面目に姿勢のチェック方法を
覚えてくれました。
質問も、積極的に、
いろんなことが出てきました。
校医の内科の先生は、
側わんのチェックを、
指で背骨をなぞって
触診で確認するところまで
やってくれていました。
全校生徒、一人一人やるのは
時間とエネルギーがいります。
他ではなかなかない話だろうと思います。
以前、側わんの生徒が見つかった時、
親御さんに聞いたら、
「まったく気づかなかった」
と言われたそうです。
「お子さんの体、家でも
ちゃんと見てください」
と保護者の皆さんに
言葉をかけてくださいました。
歯科の先生も、
眼科の先生も、
姿勢と専門分野の話を合わせて
コメントしてくださいました。
こういう地元のお医者さんや、
先生や保護者の皆さんに
守られている学校に通えるのは
生徒にとってしあわせなことだなぁ、
と感じました。
講義の前、養護教諭の先生から、
さまざまな報告があった中に、
運動器検診の話もありました。
学校からプリントが配布され、
家で子どもの体を見て、
チェックを記入して学校に提出する、
となっているものですが、
ご家庭から提出された数は、
全校生徒数とイコールではありませんでした。
(そもそも子どもが親に
渡してない可能性も含まれる?)
子どもの体に興味がないわけでなく、
やり方がわからないのか、
大切さが伝わってないから、
なのだと思うので、
これを機に、回答が増えたら嬉しいです。
子どもの体を、
みんながちゃんと見る。
すごく大事です。
変化に気づくためには、
日頃からちょこちょこ見ていないと、です。
いきなり大きな問題が起こるわけではなく、
日々、少しずつの変化が起こるのに
気付かないでいるうちに、
大きな問題になるだけです。
人間は、自分で自分の姿を
見ることができないから、
日常の姿勢のチェックには
人の目が必要です。
姿勢のチェックって、
ある意味、
コミュニケーション方法の
一つかもしれません。
「ちょっと体見せて」
「ちょっと姿勢チェックさせて」
からはじまるコミュニケーション。
ぜひどの家庭でも、学校でも、
日常に積極的に取り入れてほしいです。
子どもとお互いにチェックしあうのも、
楽しいかもしれません。